山中慎介選手の連続防衛の日本タイ記録(V13)ならず…。
こんにちは^ ^
WBC世界バンタム級のタイトルマッチ12回戦
山中慎介(チャンピオン) VS ルイス・ネリ(挑戦者)の試合が劇的な幕切れとなってしまいましたね…。
そして…残念ながら具志堅用高が持つ13度の連続防衛の日本記録に37年ぶりに並ぶという快挙も出来ませんでした。
でも、個人的には12回の防衛も本当に凄いコトだと思います。
昨日の試合もオンタイムで観て応援しました。
最初は終わり方に対して「んっ!?」と思ったのが正直な所ですw
しかし、その終わり方を巡って様々な意見が飛び交っていますね。
なんか…本田会長が激怒しているなんて情報もありますし…( ゚Д゚)
山中慎介のコンビである大和心トレーナーの判断は正しかったのか!?
そこには、ある一人の選手の”死”が関係していたのではないかと思っております…。
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山中慎介選手&大和心トレーナー:プロフィール
ボクシングにおいて選手とトレーナーはお互いを信頼し合うものだと思います!!
現に、山中慎介は大和心トレーナーと名コンビだからこそ世界チャンピオンに輝き、タイトルを12度も防衛しているんです!!
先ずは、そんな2人のプロフィールを確認していきましょう。
【山中慎介 (左):大和心 (右)】

引用元:http://mainichi.jp/graph/2015/09/24/20150924k0000m050108000c/001.html
<山中慎介:プロフィール>
● 名前:山中 慎介 (やまなか しんすけ)
● 生年月日:1982年10月11日
● 年齢:34歳
● 出身地:滋賀県湖南市
● 血液型:B型
● 身長:171cm
● 第29代 WBC世界バンタム級チャンピオン
● 第65代 日本バンタム級チャンピオン
<大和心:プロフィール>
● 名前:大和 心 (やまと しん)
● 生年月日:1975年7月9日
● 年齢:42歳
● 出身地:神奈川県横須賀市
● 第57 代日本バンタム級王者
● 第24代 OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者
大和心は、2001年に現役を引退。
その後、【電波少年】などのバラエティー番組に出演するなどタレント業をしていました。
そして2006年より帝拳ボクシングジムでトレーナーを務め始めます。
その時に、初めて担当した選手が山中慎介なんですよぉ(*^^)v
山中選手を育て上げて世界タイトルに導いた名トレーナーです!!
帝拳ジムの本田明彦会長が激怒した理由とは!?
さて、今回の【WBC世界バンタム級のタイトルマッチ12回戦】
山中慎介(チャンピオン) VS ルイス・ネリ(挑戦者)の試合が劇的な幕切れとなりました…。
試合が動いたのは第4ラウンドでした。
途中、ルイス・ネリのパンチが決まり山中が劣勢となった場面が数回ありました。しかし山中はダウンをした訳でもなくパンチも返していました!!
※個人的には、パンチをもらってしまった事で、確かにピンチではあったけれどもそれを補うキャリアがあるので凌げると思っていました。
しかし…大和心トレーナーが独自の判断でリングに入って終戦しました。
陣営に意見を聞かず、タオルを投入して自らリングに踏み入れたとの事です。

引用元:http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2017/08/15/kiji/20170815s00021000374000c.html
ロープ際で撃ち合っている際は<残り50秒程>でした…。
コンマ数秒でパンチが交錯するリング上では、50秒はかなり長いと言われています。
しかし、この行動に対して賛否両論の意見が入り乱れています。
口火を切ったのは、山中慎介と大和心が所属する帝拳ジムの【本田明彦 会長】でした。
「一瞬、魔が差したんだと思う。普通であれば試合を止めていいか聞いてくるはず。頭が真っ白になったんだろう」と語気を強めて語った。
「(トレーナーの)個人的な感情が入った。
凌いで凌いで、後半チャンスを待つというボクシングを練習していた。
耐える展開は予想通り。
トレーナーも分かっていたはず」と早いストップを悔やんだ。
大記録を逃した結末を「観客やテレビを見ていた人たちに申し訳ない」と詫びた。
更に、この行動は帝拳ジム内でも賛否が分かれているようで、帝拳プロモーションの浜田剛史代表はこうコメントを残しています。
「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」と複雑な表情だった。
今回の件では、大和心トレーナーが独断で行動してしまったコトに対して批判が多いように感じます。
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“神の左”は復活するのか!?
山中慎介の王座陥落は、日本のボクシング界にとっては衝撃的な事ですね。
今回の試合に対しては、日本ボクシング界のレジェンド達からも様々な声が上がっています。
<具志堅用高:コメント>

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170815-00000529-sanspo-fight.view-000
「立ち上がりは本当に悪くなかった。左ストレートもすごく切れて、カウンターがよく当たっていたけど…」
<竹原慎二:コメント>
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-01872733-nksports-fight.view-000
「今日の一戦 山中残念 俺だったらあんな止められ方は納得いかないな 昔とちがいボクシングはスポーツだな じゃあの。」
<長谷川穂積:コメント>
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170815-00000217-sph-fight.view-000
「ネリがしっかり研究していた。左をまともにもらわないようにするために、左の殺し方が素晴らしかった」と挑戦者をたたえ「今日はネリの夜だったが、明日の夜なら分からない。それぐらいギリギリの紙一重だった」
ボクシングでチャンピオンを経験してきた人たちからも賛否の声ですね…。
さて、そんな山中慎介は再び再起するのかにも注目があつまりそうですよね…。
年齢も34歳と、ボクサーとしては決して若くはありません。
試合後の山中慎介のコメントがコチラです!!
「怪我も無く身体は大丈夫です。」
「13回目の防衛戦で初めてTKOで負けたんで、自分自信悔しかったのはもちろんなんですけどあれだけ期待してくれて応援してくれた方々、特に後援会の皆さんも自分の勝利を楽しみにしていたのに期待に応えられずがっかりさせてしまったことは申し訳ない気持ちです。防衛を重ねていく中で応援してくださる方々も増えていって、本当に多くの方々からの声援は力になりましたが、そうした皆さんを喜ばせられなかったことが残念です。」
「ストップのタイミングは、自分の中で効いている感覚は無かったけどバタついていたのはあったろうし、周りを不安にさせてしまったのはあると思う。これまで大和トレーナーは常に近くで自分を見てくれていたし(タオルを投げたことを)責める気持ちはないです。」
「昨日はホテルに帰ってきてから、妻が来てくれて色々と話をして時間が過ぎました。コンディションについては、計量や記者会見でも言いましたが最高のコンディションを作ることが出来たし、そこに言い訳は無いです。」
「(試合を振り返って)少し相手が連打をしてきてバタついてしまい焦った部分はありました。周りから見ればわからないけど、パンチを合わせられるタイミングも掴んできていたのですが。足が止まったことで危なっかしい気持ちにさせてしまいました。自分の中ではロープを背にしていてもまだやれる、イケると思ってました。周りにはピンチに映ったかもしれなかったけど、前半を乗り切って、という気持ちはありました。(ネリ選手の印象は)全てにおいて、負けといて言うことじゃないけど想定内でした。パンチ力も感じなかったけど連打で出てこられて焦ってしまったのはあると思います。」
「こうした一夜会見でベルトが目の前に無いのは違和感がありますね。昨晩、嫁とも前チャンピオンになるんだな、と話していました、結婚してからずっとチャンピオンだったし、嫁も違和感は持っていると思います。(今後について)嫁はこれまでも正直なところ結果はどうでもいい、無事に帰ってきてくれさえすればというスタンスでした。今回、負けてしまい言わないで、と言われたけどごめんね、と言うしかないですね、すいませんという気持ちは伝えました。ストップのタイミングについて何も言っていませんが、今後については後悔の無いようにして、と言われました。」
「(初黒星について)これまで防衛していく中でも勝利していく中でも悔しさが残った試合は有りましたが負けて悔しいのは初めてですね。昨日からずっとツラい気持ちでしたけど結果がこうして出てしまったので仕方ないです。多くのスポンサーさんをはじめ、そうした応援して支えてくれて一生懸命サポートしてもらいありがたかったし、盛り上げてくれて。そういう意味でも申し訳ないという気持ちです。」
「(リング上での涙は?)お客さんの期待に応えられなかったという気持ちと自分自身もう少し出来たんじゃないかという気持ちから出たものです。」
「試合映像をフルで見たわけじゃないですけど出だしは良かった、1ラウンドは良い様子見が出来たと感じました。3ラウンドくらいから前に出てこられたところで慌てた部分はあったと思います。実際よりも危なっかしい場面にしたかな、とは思いますね。(相手ペースにした理由は?)いろんな部分でネリは想定内だったので、2ラウンド以降も1ラウンドと同じように動いてしまった。バックステップ、サイドにもうまく動けば良かったという気持ちはあります。元々、自分は紙一重で避けるタイプじゃなく、足で動いてかわすタイプでしたが。防衛回数のプレッシャーはありませんでした、そこが戦い方に影響したというのは無いです。」
「(復帰するとして)考えるところはネリに雪辱したい気持ちはもちろん有ります。正直なところ本当に自分の納得の行く勝ち方が出来たらもう良いかな、という気持ちで臨んだ試合でもありました。今も色々と悩んでいるところです。」
「(今後について)色々と考えたましけど進退について今日は出せないです、もう少し考えさせてください。力を出し切ってない悔しさというのはあるがここ最近危なっかしい場面は作ってきたので、そこも考えないといけないですね。(結論まで)何カ月も引っ張るつもりはないし、期限を決めてしまうのもどうかと思うので非常に大事なことなんで、落ちついてから考えて決めたいと思います。」
引用元:http://www.teiken.com/report/index.html
引用元:https://search.yahoo.co.jp
今回は、リングで戦っていた山中慎介とセコンド側から見ていた大和心トレーナーの間に何かしらのズレがあったのかもしれませんね…。
山中慎介自身が効いていなかったとし、パンチ力なども想定内と語っているコトも、意識がしっかりとあった事を証明しています。
果たして”神の左”を再び見る事が出来るのでしょうか…。
辻昌建選手の他界が大きな影響を与えたとの声も…。
今回の大和心トレーナーの判断は正しかったのかどうか!?
そこに注目が集まっている事は間違いありません。
そんな中で、今回の判断にはある一人の選手の”死”が関係しているのでは!?、と思っています…。
それがコチラの選手です。

引用元:https://www.barks.jp/news/?id=1000145518
<プロフィール>
● 名前:辻 昌建 (つじ まさたて)
● 生年月日:1978年11月16日
● 年齢:満30歳没
● 出身地:広島県広島市
● 2009年3月24日 他界
2009年3月21日に行われたチャンピオンカーニバルの日本ミニマム級王座決定戦で金光佑治と対戦。
試合は開始とともに激しい打ち合いとなり、辻昌建はKO負けとなるがこの直後リング上で意識不明となり救急搬送されました。
急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けましたが意識が戻らないまま、3日後の3月24日入院先の病院で死去されました。
※対戦相手の金光佑治も、同じく硬膜下血腫の診断により引退を余儀なくされてしまい、当日のリスク管理に問題があったと指摘する声が相次ぎました。
この辻昌建は大和心トレーナーの教え子です。
実は、山中慎介のトランクスにも辻昌建の刺繍が入っているんですよ!!


引用元:http://librosdelsilencio.com
また、辻昌建はシンガーとして大人気の【TEE】の親友でもあります。
※先輩後輩の仲です。

引用元:https://www.barks.jp/news/?id=1000145518
TEEはYoutubeの動画再生回数で歴代1位を獲得した世界的名曲であるこの曲を日本語でカヴァーして辻昌建に贈っています。
『SEE YOU AGAIN』/ ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000490-bark-musi.view-000
そのPVには山中慎介も出演しており、自分のトランクスに辻昌建の名前を入れて一緒に戦っていくと誓っているんです。




引用元:https://www.barks.jp/news/?id=1000145518
自分がトレーナーとして育てた選手がリングでの打ち合いで他界するという経験からか、その危険度も一番わかっているのが大和心トレーナーだとも言えるでしょう…。

引用元:http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20170812-OHT1T50030.html
今回の件に、その事が関係しているかどうかはご本人しかわかりません。
しかし、選手の安全を確保しなければいけないのもトレーナーの務めだと個人的には思います。
ましてや、山中慎介は結婚していて家族が有ります。
無事に家族のもとに帰れるかわからないボクシングの怖さを知っているからこそ、最後に独断でタオルを投入したのではないかと…。
まとめ
いかがでしたでしょうか^ ^!?
スポーツには勿論、怪我などの危険がつきものです。
今回の大和心トレーナーの行動が賛否両論になっていることもしょうがないのではないかと思います。
それでも、選手の無事を願っての行動だったハズです!!
山中慎介の再起に!!
“神の左”の復活に期待しましょう(=゚ω゚)ノ!!!!!!
sak-kun
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